作・演出:キタモトマサヤ
出演:大熊ねこ 村尾オサム 坂本正巳
松本信一 久保田智美
2019年11月21日(木)~11月24日(日)
11月21日(木)19:30*
22日(金)15:00☆/19:30
23日(土)15:00
24日(日)11:00/15:00
料金
一般:前売・予約3,000円 当日3,500円
U-25割(要証明):(25歳以下):各日一般料金より500円引
*初日割:(11/21(木)19:30/前売・予約のみ)一般2,500円
☆平日昼割:(11/22(金)15:00の回/前売・予約のみ)一般2,500円
※ 受付開始は開演の60分前、開場は30分前です。
※日時指定自由席
[舞台監督]沢渡健太郎(劇団第一主義) [照 明]西岡奈美
[音 響]大西博樹 [舞台美術]佐野泰広(CQ)
[宣伝美術]古閑剛 [制 作]岡本司+児山愛(A≠T)
[制作協力]尾崎雅久(尾崎商店)
[主催・企画製作]遊劇体
京都芸術センター制作支援事業
平成の時代、バブル景気の後退期。大阪府南部、和泉山脈の麓の田舎町。開港間近の国際空港へはそれほど遠くない。大阪梅田までは電車で一時間と少し。それでもその町は、都会とはどこかしら文化の異なる〈イナカ〉なのである。
大学4年生の私は、なんとなく教員を目指していたのだが、今は教員になんてなる自信がない。役場勤めの父、専業主婦の母、歯科医と婚約が成立したばかりの姉の4人の家。私の飼っていたジュウシマツが蛇の餌食になったその日、行方不明だった伯父さんが突然現れた。伯父さんは、かつて学生運動をしていて、逮捕歴もあるらしい。
地域社会であるからこそ鮮明になる日本という国家の姿があるはずだ。私たちは真に精神的に豊かだといえる暮らしを保障されているのだろうか。豊かさというものの
実体は幽霊のようなものではないのか。
架空の町ツダを舞台に、日本人を定点観測し続ける連作〈ツダ・シリーズ〉。前作『ほたる』(ピーアンドエー公演、北海道戯曲賞最終選考作品)に続く第9作。
遊劇体としては、2017年11月、深津篤史・作『のたり、のたり、』(十三夜会賞推賞受賞、日本経済新聞2017年今年の収穫・現代演劇(関西)Best 3選出)以来、丸2年ぶりの本公演となります。ご期待ください。