遊劇体♯66『なんじゃ主水』

なにごともなかったように雪が降ってきた

鳥っ、この鳥や、

追われ追われてどこへゆく

大阪府南部の架空の町ツダのコミヤ地区。

年の末の昼下がり。

自治会の次期区議員に「なってしまった」男たちプラス女性ひとりが、

次期区長に「なってしまった」ハラダ宅に招かれた。

ハラダが企画した、役員会の結束と、円滑で有意義な活動を願っての、顔合わせの会である。

ところが最年長の次期区議員オオカワがいつまで待ってもやって来ない。

オオカワを待ち続けながら、それぞれが好き勝手なことをしゃべり始める。

 

町への要望、時代にそぐわない祭礼や盆踊りの改革について、自治会活動の意義など、みんなまじめに語ってはいるものの、他人のハナシはあまり聴かないし、チャチャ入れも多発。

混沌として、なんじゃこら状態と化すなかで、コミヤ地区では何ごとかが起こっているのだ。

そういえばさっきから近辺を、パトカーが、消防車が、救急車が走って行ったっけ。

そしてとうとうヘリコプターまでが上空に。

 

いつのまにか外は、雪。

 

彼らの自治会活動はどうなる。

 

第64回岸田戯曲賞最終候補となった2019年「空のトリカゴ」、2022年上演の「灯灯ふらふら」に続く、架空のまち『ツダ』を舞台としたキタモトマサヤによる連作シリーズ、書き下ろし最新作。


作・演出:キタモトマサヤ

日時:2023年11月24日(金)~11月26日(日)
11月24日(金) 19:30

11月25日(土) 13:00/17:00

11月26日(日) 11:00/15:00

チケット発売は9月23日(土)10時です。

予約はこちらをクリック!

※ 受付開始は開演の60分前、開場は30分前。

     開場までは受付順に整理券を配布し、開場とともに整理券順にご入場いただきます。

     開場後は受付後随時ご入場となります。

    上演時間:90分(予定)

 

出演:大熊ねこ 

   村尾オサム 

   坂本正巳

   久保田智美  

   中田達幸

 

   孫高宏(兵庫県立ピッコロ劇団)
         村山裕希

 

   松本信一/キタモトマサヤ(Wキャスト)

   

会場:THEATRE E9 KYOTO

〒601-8013京都市南区東九条南河原町9-1

 

 

料金 

一般:前売・予約 3,000円  当日 3,500円

高校生以下:1,000円(前売・当日共)

※日時指定自由席

 

 

スタッフ

舞台監督|沢渡健太郎(劇団第一主義)

照 明|大沢安彦

音 響|大西博樹

舞台美術|佐野泰広(CQ)

宣伝美術|古閑剛

制 作|岡本司+児山愛(A≠T)

制作協力|齋藤秀雄(ISSO inc.)

提携|THEATRE E9 KYOTO

助成|芸術文化振興基金

主催・企画製作|遊劇体

京都芸術センター制作支援事業

 

 

 お問い合わせ

TEL:090-1907-6804(制作直通) 

E-mail:yu_geki_tai@hotmail.com