DIARY

遊劇体主宰、キタモトマサヤによる日々のコラム。


blog遊劇体〜キタモトのひとりごと〜

20日つづき(ルンチェルンバシアターを観た。) (木, 20 3月 2025)
良かった! 良かった! 良かったです! たくさんのお客さんに観ていただきました。満員です。超をつけてもいいくらいの。芝居はモチロン、素晴らしい。美しい芝居です。透明感があって、大竹さんがいくら羽目を外そうが、清潔な舞台です。ああ、良かったなあ。超満員ですよ(しらんまに超をつけてるやないかい)。感動の嵐ですよ。ちなみに私は、プロデューサーだったらしいです。超がつく安いギャラですが(おいおい)。
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20日(ルンチェルンバシアターの「星の王子さま」。) (Thu, 20 Mar 2025)
winmail.dat本日、熊取町の、熊取文化ホール(キテーネホール)にて、ルンチェルンバシアターさんによる『星の王子さま』が上演されます。キテーネホール初の演劇公演です。14時開演です。梅田千絵さん、大竹修造さん、うめだよういちさんのルンチェルンバシアターのお三人に加えて、遊劇体の村尾オサムも出演します。さらに、今年度の、大阪劇団協議会劇フェスで、演技女優賞を受賞されました人形劇団クラルテの高平和子さん(人形劇団からの受賞は初であり異例です。人形を操りながらの台詞術が素晴ら..
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18日(ああ、観ていただきたい。) (Tue, 18 Mar 2025)
第4回大阪演劇見本市で、朗読劇「あのころはフリードリヒがいた」を上演します。原作小説は、中学生の教科書にも載っている有名な作らしいですが、今回の公演の演出のお声がけをいただきまして、読んでみまして、衝撃を受けました。演出を引き受けるにあたって、台本はどなたにお願いしましょうか、と問われたとき、自分で書く! と即答しました。私自身が想定していた以上の、美しく凄みのある作品になりそうです。稽古場が素敵なことも大きな力になっていると思います。ホントに良い稽古場でよい稽古ができており..
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4日(謎の台本が出てきた。) (Tue, 04 Mar 2025)
ほとんど使っていない、というか使えない状態の、本とレコードであふれかえった自室がある。何年も以前から、リヴィングルームのパソコンに向かってが、仕事場になっている。その、ゴミ屋敷めいた自室で、ちょっと、他愛のないものを探していた。そしたら、見覚えのない台本が出てきた。私の字だ。手書きである。タイトルの下に、キタモトマサヤと書いてある。え? 未上演戯曲か! と驚いた。『演劇の作り方』というタイトルで、登場人物は女の子ばかり。ぱらぱらと読んでも、覚えがない。何枚か読みすすめて、ラス..
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27日(やっとひと息つきました。) (Thu, 27 Feb 2025)
winmail.dat3月30日に本番を迎える予定の朗読劇、『あのころはフリードリヒがいた』の上演台本を、やっと書き終えた。長期にわたったうえ、とても苦しかった。でも、良いできばえだと思っている。あと、サブ・テキストのようなものを書かなければならないが、それはほとんど引き写すだけなので楽勝の予定。第1部、第2部ともに開演前から、何となく始まっているという演出で、その時間に必要とする台本だ。ばらしちゃうと、第1部はユダヤ人に伝わる昔話、第2部はヒトラーの演説。それらをそれぞれ4..
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20日(大阪劇団協議会プロデュース公演を観た。) (Fri, 21 Feb 2025)
winmail.dat『アルトゥロ・ウイの興隆』作・ベルトルト・ブレヒト、訳・市川明、演出・鈴木健之亮、メイシアターにて。大阪劇団協議会プロデュースとなっているが、実質的には、劇団往来さんの公演といってよいだろう。ブレヒトのこの戯曲については、全然知らなかったけれど、こういうカタチで体験できることは楽しい。ブレヒトってアメリカに渡ってからこんなギャング物を書いていたんだ。だがしかし、単純なるアメリカンなシロモノではない。アルトゥロ・ウイというギャングの親分を、ヒトラーに見立て..
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19日(ヒマでしょうがない。) (Wed, 19 Feb 2025)
winmail.datというわけではありません。ほぼ1か月、このブログの更新をしていませんが、イヤになるくらい忙しいです。追い詰められています(何にや?)このブログにはもう、遊劇体に関すること以外は記さないとしているのですが、エンゲキに関することで忙しすぎる。中古レコ屋の方もずっと停滞させたままです。この1か月なにをやったかな(覚えてないんかいっ!)、と自分ツッコミをいれながらじっくりと思い出してみるとですね、まあだいたい以下のことになるでしょう。 審査委員として審査委員会に..
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18日(大阪放送劇団を観た。) (Sun, 19 Jan 2025)
winmail.dat『こんにちは、母さん』作・永井愛、演出・今西俊夫、A&Hホールにて。テレヴィ・ドラマにも、映画にもなった、有名な舞台作品。悪かろうはずのない良質な内容が、あらかじめ保証されている。ストイックさを感じさせる堅実な演出と、空間の広がりのある舞台美術も成功している。選曲を含めた音響もそつがなかった。が、ホールの器材によるものか音質が残念な気がした。私が観せていただいた回は、13時過ぎに開演して、シンプルなカーテンコールを含めての終演時間は16時過ぎだった。休憩..
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7日(遊劇体新年会。) (Wed, 08 Jan 2025)
天満橋の〈おくまん〉にて。私は参加しませんでした。インフルエンザです。A型です。ガックシです。トホホです。
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1日(あけましておめでとうございます。) (Wed, 01 Jan 2025)
winmail.dat最悪の、新年の幕開けです。やられました。KOされちゃったよ。あまりにも不意打ちで、ボーゼン。見事に一本取られた。チクショー! なんのハナシかは記しません。芝居とはなんのカンケイもないことです。後のちにも、ボディーブローのようにじんわり悪影響が出てくること必至でしょうが、今は考えんとこ。芝居とはカンケイないことといえば、昨年は、矢代まさこ先生と楠勝平さんの、未読の作品とは、全く出会うことができなかったようです(記憶は不確かですが)。ああ、残念だなあ。だがし..
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18日(遊劇体ミーティング。) (Fri, 20 Dec 2024)
それぞれの今後のこと。劇団としてのこれからのこと。そして、ちっちゃな忘年会。私は、3月30日に、台本と演出を担当する公演があります。
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7日(熊取ゆうゆう大学発表公演。) (Sun, 08 Dec 2024)
winmail.dat本年度の熊取ゆうゆう大学俳優講座の最終日。無事に発表を終えた。同じ台本を2グループに分けての発表となった。本年度からは中学生以上も対象にした(昨年までは18歳以上としていた)。そして参加してくれた中学生2人が、まじめでがんばりやさんだったので、楽しく素晴らしいできばえになった。台詞も完璧にはいっていた。ご家族もとても喜ばれていて、私もすごくうれしかった。台本は私の書下ろし短編『キテーネちゃん』。かむかむプラザ(熊取町公民館)前の芝生スペースが舞台で、道を..
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6日(劇団コーロを観た。) (Sat, 07 Dec 2024)
winmail.dat『眠っているウサギ』作・くるみざわしん、演出・高橋正徳、フェニーチェ堺小ホールにて。演劇という表現ジャンルの持つ自由さ豊かさを、あらためて再認識させられる完成度の高い舞台であった、なんてことをいうより、共感できる舞台であったといった方が、わかっていただきやすいだろうか。演出の、狙いの確かさとその力量に驚いた。それを象徴するのはバス停留所の標識だ。なるほど冒頭のシーンは道筋のバス停留所だ。そのバス停留所の標識が、次の場面の室内のシーンになっても、場所は変え..
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3日(『ウッドストック/愛と平和と音楽の3日間 ディレクターズカット版』を観た。) (Wed, 04 Dec 2024)
オリジナルは1970年、監督・マイケル・ウォドレー、編集・マーティン・スコセッシ、アメリカ映画、アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受けている。今日観たものは、1994年に製作された〈ディレクターズカット版〉。実に3時間44分の長尺である。調べて見たら、オリジナル版は3時間04分であった。40分も長くなった。ジェファーソン・エアプレインやジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリクスの映像が追加されたらしい。たぶん観るのは3回目。初めて観たのはオリジナル版、そしてディレクターズ..
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1日(関西芸術座を観た。) (Mon, 02 Dec 2024)
winmail.dat『ムッシュー・フューグあるいは陸酔い』作・リリアーヌ・アトラン、訳・小島達雄+波多野茂弥、演出・亀井賢二、ABCホールにて。すごい戯曲があったもんだ。一読後、ため息をつきながら思った。上演を拒否してはいないが、上演にはなかなか辿りつけない、これはレーゼドラマというやつだ。さらに、誤解を恐れずいってしまえば、風の旅団など曲馬舘系列のアングラ演劇だ。京大西部講堂前広場で上演するのにピッタリな作品じゃないか。鉄条網がテントがわりで、舞台にモノホンの大型トラック..
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