DIARY

遊劇体主宰、キタモトマサヤによる日々のコラム。


blog遊劇体〜キタモトのひとりごと〜

21日(『なんじゃ主水』稽古5回目。) (金, 22 9月 2023)
winmail.dat本日の稽古は、私はお休みをいただいた。客観的に考えて、私が稽古場にいる必要がないからだ。俳優のみなさんは、台詞を自身の身体に落とし込むための自主稽古をしてくれているはずだ。30数回の稽古日程のうち、3分の1くらいを休ませてもらったうえで成立させるのが、今回の私の目標だ。 ところで、前回のミーティングで定めたはずの来年度の活動が、ほぼ実現不可能であることが判明した。残念! 急遽の軌道修正が必要となるようだ。そこでの代替案の最有力候補は、私が新作を書くことの..
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18日(『なんじゃ主水』稽古3回目。) (Wed, 20 Sep 2023)
読み合わせ。どのような芝居になってゆくのか、もちろん想像はしているのだが、果たして想像のとおりとなるのか、それをうわまわるのか、不安な気持ちにもなっている今日この頃。
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19日(『なんじゃ主水』稽古4回目。) (Wed, 20 Sep 2023)
一応、粗い立ち稽古なんだが、読み合わせと同じだね。期待と不安。とてもとてもムツカシイ台詞ばかりで、出演者のみなさんには申し訳ない気持ち。
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16日(『なんじゃ主水』稽古2回目。) (Sun, 17 Sep 2023)
読み合わせ。ああ、オモシロくなりそうだ、という予感。かえってそういうときこそ、難産だったり、自身ではちょっとイマイチに感じたりする出来になることが、遠い過去にあったような気がするので、気を引き締めてかからないとな。
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15日(第3回大阪演劇見本市に行って、それから日本の戯曲研修セミナーin大阪2003に行った。) (Sun, 17 Sep 2023)
winmail.dat演劇見本市は関西演劇振興会議の主催。ナレッジ・シアターにて。〈珠玉の話芸と演劇のコラボレーション〉ということで、AプログラムとBプログラムがマチソワで用意されていて、私が観せていただいたのは、講談師旭堂小南陵さんをフィーチャーした、釈芝居「赤垣源蔵・徳利の別れ」。演出・井之上淳。釈芝居というのは、講談と俳優による演技との合わせ技で、昔から(いつの頃かはわかりませんが)ある形態だそうです。素直にオモシロかった。こういうの好きです。小南陵さんがカッコいいし、..
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11日(『なんじゃ主水』初稽古。) (Wed, 13 Sep 2023)
winmail.dat京都芸術センターにて。稽古初日だけれど、欠席になってしまった人が多く、本日は演出プランの説明と、〈本読み〉。〈本読み〉とは、つまり作者が、ト書きを含めて全部を読むこと。いつもなら稽古初日は〈読み合わせ〉であるのだが、これはもうしょうがなかった。お昼ご飯とときに舌を噛んでしまっていたので、痛くて、もう口が回らないこと甚だしい。ヘタクソだった。だけど戯曲の出来栄えについては、いつもみたいには凹まなかった。早めに終了して、居酒屋ニュータコ、へ。ビールもお酒もア..
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10日(熊取ゆうゆう大学〈俳優・演劇講座〉第8期生発表公演。) (Mon, 11 Sep 2023)
winmail.dat『なんじゃ主水』の初お披露目。昨日の通し稽古の、ダメ出し箇所の抜き稽古を済ませてから、ゲネプロ。わあ、最高の出来!さて本番は、お客さまも満杯で、文句なしの素晴らしい上演となった。ダブル・コールが自然発生的に起こった。そして、再び舞台上に整列した8期生メンバーが、そのまま発展的に地元熊取町の劇団として、活動を開始するということを発表。まだ劇団名は決まっていないけれど、旗揚げ公演は、私の台本と演出ということがすでに決まっている、らしい。 さあ明日からは、遊劇..
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9日(熊取ゆうゆう大学11回目。) (Mon, 11 Sep 2023)
稽古日数でいえば、今日の11回目が、最後の稽古日となる。明日の本番が観れないということで、パンダさんが稽古場であり上演場所である中家住宅へ。先日の自主稽古でのダメ出し箇所の抜き稽古を済ませてから、通し稽古。素晴らしい出来。明日の本番に向けて、何の心配もない。終了後、居酒屋ひまわり、に行った。私はどうもこの店が気に入ったらしい。
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5日(熊取ゆうゆう大学の受講生のみなさんの自主稽古につきあった。) (Tue, 05 Sep 2023)
winmail.dat本日は、受講生のみなさんが自主的に稽古場を確保しての自主稽古でした。煉瓦館講義室Bにて。実寸での稽古はできなかったけれど、初の、小返しをせずの、正真正銘の通し稽古。1時間29分のタイムだった。テンポよく、あっという間に終わったという感じ。とても良かった。昨年の『灯灯ふらふら』以上の出来栄えだ。もちろん、お芝居のタイプは全然異なるので、お客さんによって、評価は違ってくるだろうけれど。実は、屈辱的なことだけれど、遊劇体で上演した『灯灯ふらふら』より、熊取ゆう..
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2日(熊取ゆうゆう大学10回目。) (Tue, 05 Sep 2023)
小返しをしながらの通し稽古。先週の残り、後半からラストまで。これでもう心配はない。もう来週には本番だ。不安なのはこの時期ゆえの出演者の体調だけ。残りの稽古で、さらにもっと、より良いものにしてゆこう。終了後、受講生のみなさんと、居酒屋ひまわり、に。昔ながらの昭和の居酒屋って感じ。4時過ぎから、赤ちょうちんと縄のれんの奥で、ビールに冷酒。ああ楽しい。でも私、明日の朝が早いので、8時過ぎに、お先に帰宅しました。うわ、それでも4時間呑んでたのかあ。晩御飯を食ってなかったから、すきっ腹..
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29日(『なんじゃ主水』をさらに推敲したけれど。) (Tue, 29 Aug 2023)
winmail.datなんとなく台本を読み返していたら、怒涛のように改稿をしまくった。ひとつひとつは小さいけれど。でもね、いったん改稿したものを、元に戻すというのも多かったです。結局私はなにをしているのでしょうか、ということになっています。再来週には本番を迎える熊取ゆうゆう大学のみなさんにはもう、改稿の難儀は伝えず、今ある状態で上演をしていただこうと思います。今日以降の改稿は、遊劇体の上演のためのものです、ということになります。でもね、読んでいると、自分が書いたにもかかわらず..
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28日(熊取文化ホール。) (Mon, 28 Aug 2023)
winmail.dat来年4月の開館する熊取文化ホールの、開館事業アドバイザー、という役職を委嘱された。本日、任命式というのかな、町長室に招かれて、町の錚々たる方々の前で、まるで表彰状をいただくように、委嘱状を手渡され、写真を撮影され、なんとなく神妙な心持になった。私にできることなど、なにもないかもしれないけれど、言わなきゃなと思ったことは言うし、やらなきゃなと思ったことはやるかもしれない。あるいは、なんにもやらないかもしれない。まだなにもわからない。
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27日(戯曲についての備忘録。) (Mon, 28 Aug 2023)
winmail.dat私は多作ではないし、才能もないし、そもそも自分自身で、劇作家であるということを、ことあるごとに否定している。まだ劇作家になっていないのだ。成れていないのだ。劇作家と名乗れるようにまあ、一応、それなりに戯曲は発表できているわけだけど、まだまだ実力不足だ、名乗れない。ありがたいことに近年は、コンスタントに新作を発表しつづけられている、とはいえ1年に1曲のペース。それ以前には、8年間なんにも書いていないという空白の期間もあった(だけどその間、高校生のための上演..
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26日(熊取ゆうゆう大学9回目。) (Sun, 27 Aug 2023)
小返しをしながらの通し稽古。ちょうど半分のページにしか進めなかったけれど、とっても良い稽古だった。出演者のみなさんから、集中力、気迫、といったものが感じられるのだ。今回も、確実に、私目安でありますが、ある一定の水準を超える出来栄えとなるでありましょう。熊取ゆうゆう大学「俳優・演劇講座」第8期生発表公演『なんじゃ主水』作+演出・キタモトマサヤ9月10日(日)14時開演(13時30分開場)国指定重要文化財 中家住宅(JR熊取駅下車徒歩7分くらい)入場無料・申込不要ただし先着70名..
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20日(遊劇体ミーティング。) (Mon, 21 Aug 2023)
久しぶりのミーティング。5月以来ですから、実に3か月以上経過しておりました。劇団活動そのものが久しぶりです。次回公演についての詳細の決定と、来年度の公演について。まだ発表はできませんが、方針は決まりました。
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