DIARY

遊劇体主宰、キタモトマサヤによる日々のコラム。


blog遊劇体〜キタモトのひとりごと〜

同じく24日(『灯灯ふらふら』の稽古を休んだ。) (木, 25 7月 2024)
のどが痛い。胸が痛い。ひんぱんに咳き込む。微熱あり、平常より1℃は高い。鼻水も流れ落ちる。みんなに伝染させてはいけないし、咳が辛いので、今日の日輪草の稽古は、休ませてもらった。私は、何の病気なのだろう。左手も相変わらず痺れていて、動かしづらい。なにもかわらず。ポンコツ街道一直線。
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24日(『微風の盆』パンフレット用の作文。) (Wed, 24 Jul 2024)
体調は、やはりはっきりいって、良くないです。異様な天候のもとにあるひとみな、そうであると思います。以下は、公演当日に配布させていただいたパンフレット用の作文です。挨拶文などは省略しています。私の戯曲は「リアリズム演劇のそれよりリアリズムに傾斜している」のだと、どこかに書いていただいたことがありますが、この『微風の盆』は、実はそれとは全く異なるものです。作風の変化というわけではなく、今作限りの特別な、異形のものです。2006年に、『あの眩い光に砕けろ』というタイトルのものを書い..
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23日(その後。) (Tue, 23 Jul 2024)
winmail.datお酒を飲まなかったからだろうか、すっきりとした目覚め。疲れやだるさも後退した。左腕の異常は、目覚めたときは快方に向かっているような気がしたが、生活モードに入ってみると、昨日と同じに、しびれ、重い、動かせにくい、と同じ症状。病院へ行く。左上肢末梢神経炎。リハビリに通わなくてはならなくなってしまった。薬も2種類増えた。
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17日から22日(『微風の盆』小屋入りからバラシまで。) (Tue, 23 Jul 2024)
17日、小屋入り、照明つり込み、音響、舞台仕込み、「藤忠」。18日、照明および音響チェック、舞台稽古、「藤忠」。19日、ゲネプロ、初日1ステージ目、まずまず良い出来、評判も良し、「藤忠」。20日、2ステージ目、とても良い出来、「へ」、ちょっとした事件起こる。21日、3ステージ目、まずまず良い出来、4ステージ目もまずまずの出来、「へ」。22日、5ステージ目で千穐楽、良い出来、バラシ。私は、22日に目覚めたときから、左手がしびれ(数日前よりしびれがあったのですが、堪えがたい状態に..
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15日(『微風の盆』稽古33回目。) (Tue, 16 Jul 2024)
日本三大祭の余波で京都芸術センターで稽古はできない(もともと確保できていなかったのだけれども)。で、最後の稽古は、河原町今出川のP-act にて。狭い空間なので、実寸での稽古は不可能。それなりにこなしました。とてもオモシロい異色作になりました。お客さまに観ていただくのが楽しみでなりません。だけど、『空のトリカゴ』や『灯灯ふらふら』を良しとしてくださる方には、叱られるかもしれません。誤解や予断を招くかもしれませんが、俳優のみなさんが、カワイイしカッコイイです。明日はお休みで、明..
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14日(Plant M を観た。) (Sun, 14 Jul 2024)
winmail.dat。 『WWW』作+演出 樋口ミユ、ウイングフィールドにて。最高に素晴らしいエンゲキだった。エンゲキのオモシロさ、その表現の奥行きを、しっかりと受けとめさせていただいた。こういう芝居を観ると、また演劇が好きになっちまうよ(え、好きじゃなかったんか?)。初演では、私が演じていた役を、にっくき白木原一仁が。しろっきー、悔しいけれど、良かったよ。俳優さんたちはみな、素晴らしかったと思う、身体性、ということばが実感できる演技。重心、呼吸。そして、デストピアを描い..
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13日(『微風の盆』稽古32回目。) (Sun, 14 Jul 2024)
稽古場において、ではあるが、良いできばえであると感じた。ラスト、鳥肌が立って、しばらく消えなかった。チープな、遊びすぎな台本ではあるが、それもコンセントでありねらいだから、それでいいのだ。コンセプトのマチガイやろ。それでいいのだ。俳優はみな、素晴らしい。
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12日(『微風の盆』稽古31回目。) (Sun, 14 Jul 2024)
昨日の稽古ではやれなかったシーン5、そして通し稽古。だけど、昨日も今日も、〈ちゃんとした稽古〉ではないので、明日、明日にこの芝居の、稽古場においての極めて完成形に近いものが、見られるなず。
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11日(『微風の盆』稽古30回目。) (Sun, 14 Jul 2024)
昨日の稽古をはさんで一気にグンとグレード・アップしたように感じた。小返しをしながらシーン4まで。
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10日(『微風の盆』稽古29回目、そして『灯灯ふらふら』稽古、それから Plant Mさんにアフタートークで出演させていただくこと。) (Thu, 11 Jul 2024)
本日の稽古は私は休み。課題は明確なので、今日は私は稽古場にいない方が良い。で、私は、熊取町の教育子どもセンターで『灯灯ふらふら』の稽古。くまとり劇倶楽部「日輪草」旗揚げ公演『灯灯ふらふら』作+演出 キタモトマサヤ9月29日(日)14時開演国指定重要文化財 中家住宅にてウイング再演博覧會 Plant M No.22『WWW』作+演出 樋口ミユ7月14日(日) 11時開演ウイングフィールドにて上演後のアフタートークに出演させていただきます。実は私、『WWW』初演時の出演者でした。..
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9日(『微風の盆』稽古28回目。) (Wed, 10 Jul 2024)
本日から、稽古場の部屋が変わり、せまくなった。衣装を着けての通し稽古。とってもオモシロかった、というのは作者としての感想で、もっともっと完成度をあげる余地を残している。タイムは1時間15分だった。ちょうどよい、が、濃い1時間15分でもある。
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8日(『微風の盆』稽古27回目。) (Wed, 10 Jul 2024)
稽古用の便宜上の区切りである、シーン1から4を、シーンごとに通す。セリフの精度の不十分さをのぞけば、後は稽古を重ねることによって、なんとかなるだろう。あまりやり切れていないシーン5だが、これもまた、カッコいいものになるはず。もう一息。そう、今回は、カッコいい、を目指している。ええカッコをする、という意味ではなく、舞台上での俳優たちの存在のこと。
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7日(明倫ワークショップ。) (Wed, 10 Jul 2024)
「『微風の盆』戯曲のヒミツ〜泉鏡花戯曲と比較する〜」たぶんですが、情報が告知されたのは7月3日。ワークショップ開始時間まで、4日間しかなかったのだ。きっと申込者ゼロ、を予想した。ところが、3名の方から予約が入っていたのだ! ありがたや、なんということ、うれしい、すばらしい。しかも、参加者の3名の方が、いずれもまた、ステキな方ばかり。うわ-、いい人、ありがとう、という気持ちでした。京都芸術センターの担当の方も、ボランティア参加の記録係の方も、なんか知らんが、今日集まってくれた人..
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6日(『微風の盆』稽古26回目。) (Wed, 10 Jul 2024)
自分なりにオモシロい芝居であるという確信が持てる。俳優のみなさんの演技も素晴らしく楽しいものになっている。パンダさんとかクボちゃんカッコイイ。だけれど、全体の流れとしては、台本の台詞のせいだろうか、キレイに台詞が並ばないのである。
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5日(『微風の盆』稽古25回目、そして明倫ワークショップのこと。) (Sat, 06 Jul 2024)
winmail.dat本日も稽古を休ませていただいた。今日は私、稽古場に行きたかったのだけれども、というのは一昨日の稽古のその先をとても見たかったので。だけど、なんでか多忙すぎてどうにもならん。地元にて、ケンカ中。ところで、明後日の7日(日)は18時30分より、20時30分まで、「『微風の盆』戯曲のヒミツ〜泉鏡花戯曲と比較する〜」というのを、京都芸術センターの制作室7で行わせていただきます。タイトルは私が名づけたわけではありません。こんなことやったらどうかな、ということをパン..
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